S-KIN 肌フローラバランスチェックサービス
検査結果からわかること
2つのポイントで評価

常在菌のバランスを評価
肌常在菌は、一般的には250種以上だと言われます。しかし、当社の実験調査では日本人で2000種以上の菌が見つかっています。
この検査では、ある程度の占有率で検出された菌をすべて利用してバランス判定を行っています。
菌バランスと肌健康の状態を考えると、平衡状態が保たれているほど肌健康状態が良く、さまざまなバリア機能、保湿や皮膚の炎症などに対しても良い効果が現れます。
ここでは、菌のバランスを「多様性」(集団で存在する菌のバリエーション)としてスコア化して評価に使う基本データを作ります。

肌に影響がある菌の含有率から評価
お肌に影響のある主な菌の状態を評価します。スキンケアの指標として利用してください。
主に評価に利用するのはアクネ菌、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、サーモフィルス菌の4つですが、もっと肌や健康に関連のある菌が高い占有率を示す場合もあります。これら以外に多くの意味ある菌も検出されてくるのがこの検査の特徴です。随時更新されるデータから「どうすればよいか」、「どの状態がベストか」というアドバイスを作成します。
2つのポイントでみた総合評価
約2千種類の常在菌の常在菌バランスと、特定の善玉と悪玉菌の割合を考慮して、あなたの肌健康状態を、100点満点で総合評価点を算出します。
スキンケアや生活改善に役立ててください。
コンピュータの中で、こんなことを考えて評価点を作っています。

常在菌の分布は偏っていなく、多様性としてはかなり良い評価だ。これだけだと96点だ。
アクネ菌は適度にあるが、思ったより占有率が少ないな。
黄色ブドウ球菌が2%もある!これは悪玉菌だな。
美肌菌の表皮ブドウ球菌が少ないな。
他に肌に影響のありそうな菌はなさそうなので、それぞれの基準値で考えると58.39点となるな。
主な着目4菌種とは異なりますが、肌状態の良い人常在菌には、黄色ブドウ球菌の一種のStaphylococcus pasteuriが18%を占めています。これは、コアグラーゼ(ヒトや動物の血漿を凝固させる酵素様物質)と呼ばれる酵素の産生能力を持たない病原性の低い細菌です。
人の疾患および感染症との関係は不明ですがメチシリンやマクロライドをはじめとする抗生物質耐性をもつ株が報告されていて、最近はさまざまな抗体医薬に対しての作用も報告されています。
なんともいえませんが、お肌のバリア機能と関係があるのかもしれません。
新しい情報はコンピュータに保存され、新しい判定基準が作られていきます。その一部はFacebookや本サイトで情報更新を行っていますので参考にしてください。
常在菌のバランスは肌健康に重要です。

バランスのとれた菌の状態を表す菌種のパイチャート。さまざまな菌がバランスをとっています。
(当社実験資料)

ある菌の存在量が多くなり、バランスを壊しアトピー性皮膚炎と診断された例
(当社実験資料)

表は、ある検体のトップ占有率の菌を示しますが、肌との関係がわかっている菌に着目し、総合評価とアドバイスレポートに利用します。



主な常在菌の含有率で作るアドバイス
ここの例では、よく知られているアクネ菌、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、サーモフィルス菌に着目したアドバイスを載せてみました。何をすればよいか、どのような状態になれば理想的なのか、大きなヒントになります。化粧品の選択や、サプリメント、生活習慣の改善などに利用してください。
注:菌に関する情報も日々進化しますので、提供する菌の種類やアドバイスも日々変化していきます。




医学論文等に基づいた、バイアスのかかっていないアドバイスと提供致します。お肌のお手入れや生活環境改善に役立ててください。




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